春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

日本人バヤニストの生活と日々

マスター!!

金曜日の仕事の後、連れと焼鳥屋さんに行った。フランチャイズだが店主によって趣が店舗によって異なると噂の焼鳥屋である。別の店舗に行ったことのある連れが久しぶりに行きたいと連れて行ってくれた。二人とも初めて入る店だ。

 

僕は人見知りだと思う。正直に言うと赤の他人に心の中に入られるのが嫌いだ。その店に入ると店主とカウンターの客が会話をしていた。カウンターと焼き場の距離は近い。というか店内は十畳ほどのスペースしかなく、席数はカウンターとわずかばかりのテーブルを足してもせいぜい25席あるかどうか。僕らはカウンターの端っこに勧められ座った。忙しそうに串を焼く店主は僕より10歳は年下だろう。

 

僕がこの手の店でリラックスできるには条件があって、必要以上には絡んでこないことだが、この店はなぜだか大丈夫だった。よく遊びにいく地方都市のお店がどれもそんな感じで、フレンドリーだが嫌な感じがしない。全員が常連なのかと思うほど、お客さんはみんな「マスター!」と呼んで注文する。僕も1時間後には

 

マスター!!

 

と叫んでいた。他のお客さんが注文したものが僕たちに出されたり、頼んだものが出てこなかったり、「やべっ」と言って串物を焦がしたりするマスターだったが人気があるようだ。こういう店はキャラ勝負なんだなぁ。頼んだものが出ないので「たぶん忘れてるね笑」と連れと話し、「マスター!!頼んだ軟骨とハツがまだなんすけど」と言ってみると「あっ」と呟いたマスターは

 

すいません、大至急やっていいすか?(´・ω・`)

 

と切なそうな顔をして言う。やって悪いわけないだろう笑。こういう人は好きだ。こういう後輩が欲しいな。

 

おかげでたのしく飲んで帰ったので連れもうれしそうだった。連れていってくれてありがとう。人見知りな僕だが、今度は一人で入れるよう挑戦してみるよ。