春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

日本人バヤニストの生活と日々

ピンクのスムージー

YouTubeの見すぎはよくない。もうなんか不安になってくる。僕がやろうとしてる楽器でイケてない演奏(というか曲?かな)をみるとそれだけで不安になるのね。じゃぁ自分はそういうのやんなきゃいいじゃん、ということなんだけど。分かってる、くだらん不安だよ。自分でマイナーな楽器だからできることが限られてると思ってるからそう感じるのか。そうだな。しかしやる前から不安になってどうすんのよ。

 

同じ食材、いや同じ料理道具か、それで何をどう料理するかは自分次第。たとえメインで使われる道具(包丁とか)じゃなくても、だ。

 

音楽が料理だとしたら、例えばピアノは包丁だろう。アコーディオンはおろし金だとしようか。おろし金は必要な時にしか登場しない料理道具だよね。さんま焼いた時の大根おろしとかさ。そしてV-Accordionは電動すりおろし器なわけだ。それを使って旧来どおりの大根おろしを作るのか?職人が細部にまで渾身のこだわりを見せて完成した歴史ある工房の鬼おろし(CavagnoloやHornerの重厚なアコーディオン?)で大根おろし作るのか?舌触りが極上で旨い大根おろしだろうけどさ、飽きちゃうんだよ。「いやうちでは年取ったおじいちゃんでも飲み込めるようにおろし金を毎日使ってます、なんでもおろし金ですりおろしてドロドロにして食べさせてます」…そういう音楽の需要もあるだろう。だけどせっかくの電動すりおろし器でもそれをやりたいか?いや僕ならスムージーとかビスクとかビシソワーズとか、おしゃれだったりかわいかったり新しかったりする料理が作れるんじゃないかと思う。何人かの気分を、大根おろしよりも、もっと変えさせる料理を作りたいよ。

 

まぁそういうことなんだよね。 

料理は料理だ。音楽は世界だ。芸術は爆発だ

 

困ったことに大根おろしも作ってる時には本人は結構これが楽しいもんだし、大根おろしが時と場合によっては「やっぱこれがなきゃ始まらないね」みたいに喜ばれることも事実だろう、さんま焼いた時なんかには。でもね、毎日やってりゃ大根をすりおろすことは上手になるんだろうけど、そればっか作り続けるのは嫌だ。「あぁやっぱり思ったとおりの味だわ、それ以上でも以下でもない」って言われるのも嫌だ。「えっなにこれ?!なんかかわいい!」って言われるピンク色のスムージー作って出したい。その方が魅力を感じる。だって大根おろしってさ、欲しい時はたしかにあるけど、普通なんだよな。もみじおろしにしたって色は目を引くしピリ辛だけど、似たようなもんだ。そんなの昔からあるもんじゃないか。

 

言いにくいことを書いてんな。でもそれを言うのは気持ちいいや。