春日井ボンのボンかすLIFE

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くだらんこだわり

ビールのうまいクレープ屋

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昨日、週に一度のお楽しみで連れと居酒屋に飲みに行った。

 

僕は気分の良い時だけ日本酒(夏でも燗だけ)を飲む。今日のGOサインはボタンエビの塩焼きがうまかった時点だった。

 

その居酒屋の窓から見えるクレープ屋がずいぶん前から気になっていた。駅から50mほど。クレープ屋さんと言えば若い店員が白かピンクっぽい店構えで働いているイメージがあるが、そこはバンダナ巻いたオヤジが一人でやっていて雰囲気は黒か茶色っぽい。この辺の店舗は家賃が高いそうだからそれなりに知られたフランチャイズでも数ヶ月で撤退することも多い。店の前を毎日通るが案の定オープン後も客の姿はなく、オヤジが固まったように一人で暗闇の中に佇んでおり、3ヶ月で閉店と見込んでいた。

 

しかし店はなくならなかった。僕の通う美容室でその話が出た。あそこはビールが旨いらしいよ、と。美容室のお客さんで某ビール会社の重役の奥さんが「サーバーの管理がしっかりしてる」とのお墨付きがあり、みんなそこで一杯やるのだと。「クレープ食べた人の感想は聞いたことないけど…」。クレープが売れないクレープ屋に興味を持った。

 

そこにいこうと連れが言い出した。1年くらい何度かそう言われてたので採用して行ってみた。先客は誰もいなかった。まずはビール。厳密にはビールではなくクリアアサヒ(新ジャンル=第3のビール)だったのはちょっと残念だったけど、泡も絶妙でこれがクリアアサヒかと驚いた。なるほど、閉店に追い込まれなかった理由がわかった。

 

つまみを口にしつつ、クレープを注文した。なぜかかなり時間がかかったがこちらは腹も減っていない。10分ほどして出てきたクレープは安い割に皮がもちもちしてうまかった。

 

いつの間にか中年男性のお一人様が二名ほど席を埋めていた。顔だけ出して「後で来ますわ」という人もいた。うん、孤独なおじさんが好みそうな店である。連れとは、シメパフェの代わりにクレープとコーヒー食べに寄ってもいいねと話した。クレープも旨かった、と美容室で言ってやろう。