最近は楽曲の中の「キメ」を効果的に使う方法を考えている。
といっても僕の音楽はポップスでもジャズでもイージーリスニングでもないので、キメが必要なのかはよく分からない。だけど自然とここで跳ねたい、というところでは入れてみたくなる。キメを多様するとなんだか、媚びた感じになる。次がサビです、分かってよね、ということで急に易しくなってしまう。つまり良くも悪くも分かりやすくなる。分かりやすい音楽はいいと思うんだが、この曲の中で必要かどうかという点で考える。使うとしても1曲に1回か2回が限度だと思う。2回目のサビ前とかね。
独奏でのキメはバンドやアンサンブルに比べてインパクトがないかも知れない。その面でも要否の判断は慎重になる。自然と入れたくなるものだけ残すことになるんだよなぁ。媚びた感じと書いたけど、同時に急に恥ずかしさみたいなものを感じる。歌で言うと急に「イェー」とか叫ぶのと同じだ。分かりやすくて、恥ずかしい。だから絶妙なタイミングじゃないといけない。いっぱい失敗してみよう。時間はある。