春日井ボンのボンかすLIFE

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バヤニストの独り言

カレーライス

今日は連れとルーカレーを食べに行った。うまかった、うまい。汗をかきながら黙々とカレーを食べる連れを見ながら、さっき見てきた風景を思い起こした。昨日の記事に書いた昔バイトしたビルを20年経って見に行ったのだ。

 

驚いたことにあのビルはなかった。その場所は、周りにあったはずのビルと一体化した一つの新しい大きなビルに建て替えられていた。若年層向けの比較的安価なファッションアイテムを扱う店舗が入っている。マジか?!僕はちょっとしたショックを受けた。あると思ってたのに。地下にある古きよき喫茶店も当然ながら無くなっている。あったら入ろうと思ってたのに。

 

僕は本当にもう一回音楽をやりたいのか?

 

昨年末、連れの影響で断捨離をして、ずっと持っていた古いものを捨て去った。バラバラになっていた写真(言うまでもなくスマホで写真をとるようになるまで、僕らはカメラを持ち歩き、何かあれば写真を撮っていたのだ)を無印良品の300枚入るアルバム3冊に時系列でまとめたのだ。そうした出来事を経て、僕は音楽をまたやろうと思い立った。20代だった僕が40代になる間に街は大きく変わった。ネットは便利だ。いつも練習に使ったスタジオも廃業したし、楽器店にいた知人は作家になっていた。

 

僕は20年という永遠に近いような長さの時間をほんとうに生きてきたのか?

 

たぶん生きてきたのだろうな、今も生きているのだから。でも実感がない。そのときそのときを生きてきたけれど、証明するものはある程度の写真と、機種交換で消えたガラケーの画像の中にしかない。

 

それでも手は動く。左腕で大きく蛇腹を動かしながら両手の指で音を出すことを、この手が望んでいるようだ。

 

目の前では連れがカレーを食べていた。僕もカレーを食べている。生きているから腹も減るのだ。連れが僕のカレーに手を出した。もうだいぶお腹いっぱいだったからされるがままに、何も言わなかった。連れは口いっぱいに頬張って幸せそうだ。うまいね、カレー。連れてきてくれてありがとう。