春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

日本人バヤニストの生活と日々

笑顔について

後輩達を連れて飲みに行く。仕事で世話になったのでずっとご馳走すると約束していたが色んな都合により2ヶ月も遅くなった。酔いは少しだけ心を解放する。しかし酔いだけじゃなく解放できるものが欲しい。音楽もそのひとつだ。

 

もっと笑っていたいのに仕事中ずっと笑えない。僕が勝手に笑ってないのだ。そこまでは分かってる。笑えればいいのに。笑えばいいのに。

 

よく言われることだが、東欧の人はあまり笑わない(笑顔を見せない)という。ロシア人も公平に言って本当に笑わない人種だと思う。少なくとも見知らぬ人に笑顔は見せないから、店での買い物は売る方も買う方も真顔。モスクワにマクドナルドが初めてできた時、スマイル100ルーブルなどと言われたものだ。しかしそんなロシア人も、仲良くなると笑顔を見れるようになる。笑顔は家族と仲の良い人にしか見せないのが普通で、コミュニケーションを円滑にするために笑顔を使う場面を見たことがない。今はどうだろう。人の表情が20年でそんなに変わるとも思えないな。そんなロシアに僕は合っていたと言えるかも知れない。

 

笑顔はいいと思う、誰の笑顔も素晴らしいと思う。でも笑顔以上の表現力があればそれでいいじゃんって思うよ。楽しければ人は勝手に笑う。でも楽しさの閾値は人によって違う。無理に楽しもうとして笑うよりは、その人の表現で良いと思う。あの頃のロシア人は笑ったら幸せになれるほどたやすい生活ではなかった。

 

そんな人たちが僕に見せてくれた最高の笑顔は、今でもまぶたの裏に焼きついている。