作曲してると、不思議と辻褄が合う時がある。音楽って繰り返しだからパートは繋がってないと不自然だ。でもそれが自然に出来たときはうれしい。頭の中の建物の構造が繋がって、1階から2階に上がり、また1階に下りてくる。そしてまた2階に上がる。僕はアカデミックな音楽教育なんて受けたことないけど作曲してる。音感と感性だけで作ってるから偶然みたいな設計なのに繋がる。上がったり下がったりして景色の違いを楽しむ。
今日もひとつ見つけた。それだけで今日は成功。仕事をした気分になる。まだまだ作曲能力に演奏能力が追いついてない。何度も何度も同じことを繰り返す。そしたら下を見ないでも歩けるようになる。当たり前なのかも知れないけど、僕にとっては小さな奇跡だ。こうやって作曲の過程を残すことは気恥ずかしいことかも知れないけど、この記憶を残しておこう。この喜びを忘れないように。僕はいま全力で楽しい。次はこの完成品を人に見せること。
