ボンかすLIVE

春日井ボンのボンかすLIVE

バヤニストの独り言

指のダンス

いま作ってる曲は、最初の8小節の骨格ができた。今回はメロディー先行らしい。これに和声を肉付けしていく。言うなれば、アニメの作画に動画を繋げていくみたいな作業だ。…なんでアニメに例えるんだ。

 

僕は作曲を音感という名の偶然に頼っているので、最初のメロディーは割にキャッチーで悪く言えばどこかで聞いたような感じだけど、「普通に」展開しようと思ってもできないから音感のまま、「どう展開すれば自分が気持ちよくて楽しいか」だけで決めていく。弾き間違いも重要だ。指がズレて鳴った響きがミラクルを起こして採用することもある。

 

演奏は指のダンスのようだと思う。必要なタイミングで必要な場所に指が配置されていることが重要で、そのためにはどう動かすかという流れをとにかく守ること。自作だから間違えても不協和音でなければ誰も分からないはずだけど、それは誤った「振り」を別のダンスでごまかしたに過ぎない。完成した曲の日々の練習とは、身体にこの指のダンスをとにかく叩き込むためだけの絶え間のないトレーニングなんだ。…なんでダンスに例えたのかな。

 

指を動かして音が鳴る。V-Accordionはというよりアコーディオンはピアノなどと同じで押せば鳴る。それはただの音に過ぎないけど、指がダンスすることで音が音楽になる。指と言いつつ手も腕も筋肉も呼吸をコントロールしてようやく情感のある音楽になる。それは僕にとって何物にも代え難く、時間をかけるべきものだなといつも思ってる。