春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

日本人バヤニストの生活と日々

スガイの思い出

札幌にあるスガイディノス札幌中央(ディノスシネマズ札幌劇場)が閉店した。僕は二十数年前、ここで映写技師のバイトを1年余りしていた。あの頃のみんなは元気だろうか。みんなが今の僕と同じような年齢になっているのが想像できない。バイトしてるのか遊んでるのか分からないような時期もあった。でも一人抜けまた一人抜け、みんなで飲むこともなくなり、そして僕も辞めた。映写技師はこれまでに経験した中で1,2を争うほど面白い仕事だった。今のように全自動ではなく、映写機が半自動だったからフィルムを映写機に通すのだ。それを一回終わって次が始まるまでの数分の間に行う。しかしそんな作業が面白いというよりも沢山映画を観れたこと、同じ映画を100回以上観てから発見があったこと(ロングランで印象に残っているのは『Shall we ダンス?』など)、映画の入れ替え前夜、つないだフィルムをスタッフ仲間だけでロードショーしたりしたことなんかが面白かった。給料は安く、生活を向上させるために辞めてしまったが、あの頃のことは今でも時々思い出す。ちょうどバヤンの弾き語りで初めて地元のテレビに出たのも映写技師のバイトをしていたあの頃だった。

 

ありがとう、お疲れ様でした。