春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

日本人バヤニストの生活と日々

空振り

ずっとスイングで作ってた曲だが、アコーディオン音色で弾くと違和感が湧きあがり、ふとスイングをやめたら違和感が消えた。これまではウッドベース+ピアノの音色で作曲をしていたのでスイングがJAZZっぽくて合っていただけなのかも知れない。「スイングバージョン」をやっていただけで、無数に考案したフレーズがどうしても「ビッグバンド風だね」という域を越えない謂わば予定調和なものに留まっていた。ジャンルに縛られるというやつ。

 

で、スイングをやめて普通の4拍子にしたところ、そこには急にロシアが見えた。

 

大袈裟に言うと僕は作曲で世界旅行をしているのだけど、ロシア語のタイトルはまだない。僕が唯一(子供の時に親と行った5日間のタイ旅行を除いて)住んだ異国であるロシアをイメージした曲がなぜかまだ出来ていない。これまで英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語ポルトガル語の曲タイトルを付けた曲があるが、わずかでも身に感じたことのあるロシアの曲がない。なまじ知らない訳ではないことから自分でリアリティーのハードルを上げているのだろうと思っている。でも今回はロシアが出てきたような気がする。メロディーがロシア調…な訳でもない。単なる感覚だ。今日はこう書いているが、あっさり裏切ってポーランド語にするかも知れない。まぁ誰も影響を受けない、完全な自己満足の世界だから、どうでもよいのだけど。

 

スイングは空振りだったけど、ただの4拍子に戻して徐々にメロディーが浮かんできた。空振りという遠回りをしたことで曲想が見えたきたということだろう。自己満足の創作は楽しいね。