心の友の進言で今日は焼肉にしよう、と牛肉を買いに行ったが、帰って見たら焼肉用の豚肉を買っていた。
先日の寝坊と言い、「これまでこんなことはなかった」という出来事の頻度が上がっているような気がする。牛肉を買うつもりで豚肉を買うなんてヘマは、僕は今までの人生で一度もやったことがない。
買い間違いの理由を考えてみた。焼肉用コーナーにはラム肩肉もせせりもあるのを見たから、豚も牛もあると分かっていた。なんなら「同じ肩肉でもサフォークよりラムの方が高いんだなぁ」と思ったことを覚えている。見た目でもよく見れば豚肉だが牛肉のように見えなくもなかった。きっと、値札シールの「豚」という字が視力の低下ではっきり認識できず、思い込みで牛肉だと思ってかごに入れたのだ、という結論に至った。
これは総合的には老化が原因であり、今度どんどんこうした失敗は増えるだろう。今は笑ってられるが、そろそろ笑えなくなる日も近いのかも知れない。もしくは60代ぐらいになるとすべて受け入れてまた笑える日が来るのだろうか?「ケアレスミスはしない」という自覚を、そろそろ捨てた方がいいのかなぁ。
そんなわけで夕食は牛肉のつもりだったが豚肉の焼肉になった。「これはこれでうまい!」と心の友は喜んでくれた。やさしいやつめ。