春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

日本人バヤニストの生活と日々

2022年の精密検査 (5) 検査当日

昨夜の絶食スタート(19:00)に飲んだ下剤(ピコスルファートナトリウム内用液とセンノシド錠「サワイ」)の効果が未明に出てきた。急に腹が痛くなり朝までに3度ほどお手洗いに。

 

眠いが指定された朝8時には起床し、ここからがモビプレップ配合内用液に2リットルの水とジメチコン内用液を混ぜたものを、200mlを1杯として「配合液2杯>水1杯」のセットを3セット分(合計9杯)飲む作業。苦行だと書いたが腹に何もないからか意外にも辛くなかった。味はスポーツドリンクのような感じでバリウムを飲むような辛さはない。ごくごく飲めてしまうが10-15分かけて1杯をゆっくり飲むという指示を守った。合計200mlの液体を9杯飲んだので1800mlか。前後にうがいや口直しで水を飲んでいるので朝の2時間に2リットルを胃に流し込んだことになる。その間のお手洗い回数は17回。多い方なのか分からないが、徐々に排泄物が透明な水分のみになるとゴール。しかしゴールしてからもダメ押しのように何度も便意がやってきて、さすがにお尻がヒリヒリする。こういう時はウォシュレットが欲しい。

 

10時以降は便意がきた時を除いてやることはなくなる。音楽をかけて洗濯したりした。口が寂しい、固形物が食べたい。終わったらあれもこれも食べようぜ、などと心の友たちと話して気を紛らせた。入浴して予定通りに病院に到着。すべて完璧だ。

 

さて、人生初めての大腸カメラ検査。

 

すべてが予約されているためスムーズに進む。対応した看護師さんがイマイチだったがなかったことにしよう。血圧や体温を計った後、お尻側が割れている例の検査服?に着替える。ちゃんとお尻を隠す長いガウンも渡された。鎮静剤の点滴をつけ40分ほど待つ。午後の三番手と言われたが、一番手や二番手の患者が検査室に入って20分も経つと出てくるのを見て一安心。そんなものか。ようやく呼ばれて検査室に入り、横になりここで初めて眠くなる薬を点滴に入れてくる。寝不足だから眠いのかよく分からないし、眠ってはいないと思うが検査中の詳細な感覚や記憶がない。「ガスが出そうになったら我慢しないで出すように、そういう検査なのだから」と言われたが別に出なかった。いや、眠ってて気づかずに出してたりしてね。カメラを出し入れすることの痛みどころか感覚すら一切なかった。楽勝だ。「男性は鎮静剤なしでも痛くない人が多い」とも言っていた。でもやはり安心感がある。麻酔にかかりやすい体質ならば助かった。

 

嘘のように短時間で検査は終わり、別室に移動してベッドで寝た。小一時間で起こすと言われて目を閉じると、急激に眠くなり何か楽しい夢を見た。麻酔のせいか痛いところもないので正しく夢のような寝心地だった。ふと目が覚めてそろそろかと考え事をしていたら声をかけられた。少しぼーっとしているが麻酔が覚めてくるのに従い軽い頭痛がする。ただこれはいつもこの病院に来てバリウムなり普段飲まないものを飲むとなるやつだ。着替えて先生の診断を受ける。そう、この結果が大事なのだ。ここまでのイベントはすべてこの時のため。

 

結果としては、小さなポリープが1個あり切除したとのこと。事前の約束で宿泊が必要なレベルの大型ポリープなら切除しない、その日帰宅できるレベルの小ささなら切除してもらうとなっていたから、少ない時間で最大の効果が得られ、ちょうど良かった。検体に出すのでその結果を説明するから後日もう一度来て欲しいと言われた。ちょうど来月の有休予約を出した日の朝に診療予約を取れた。無駄がない。次回がこのシリーズの最終回になりますように。

 

先生は「この時点で特に大きな問題は見つかってません」と仰ってはいたが、とは言えこれで終わりじゃなかったから全然大丈夫とも言えないのだろうか?切除したポリープが悪性なら今後何かする必要があるのか?今はこうした疑問が浮かぶが、その時は麻酔でまだ頭が明晰ではなく、はいはい返事してすぐ終わった。先生は優しそうな物腰で、それがかなり安心感を生んだ。

 

本日の医療費は社保3割負担で19,840円。3万円ぐらいいくかと思ってたので助かった。切除したポリープが長径2cm未満と小さく1か所だけだったからかな。

 

帰りも徒歩で、いつものように六花亭でケーキを買って帰宅した。さぁ好きなもの食べよう。検査は終わりだ!これからうな丼とおそばのセットを出前で取るつもりだ。よく頑張ったよ。制限のない食生活がいかにありがたいかだけはよく分かった。