春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

日本人バヤニストの生活と日々

クマノタカラ

心の友が、先日見た番組のアリノタカラに夢中だ。自分に似ていると思っているらしい。

 

ちゃんと調べていないので番組のうろ覚えだが、アリノタカラという虫はミツバアリという蟻の巣に居候している。自分では大して移動ができないので、主食である植物の根がある場所までミツバアリに運んでもらう。緊急事態があると蟻はこのアリノタカラも大事に連れて守る。その理由は、アリノタカラが根を吸ってお尻から出す甘露こそがミツバアリの主食だからだ。ミツバアリはそれなくしては生きていけない。だからアリノタカラを大切に同居しているのだ。互いに相手がいなければ生きていけない関係、これを絶対相利共生と言う。そしてミツバアリの女王アリが巣を出て交尾をする際に、一匹のアリノタカラを口に咥えて旅立ち、新たな場所で相棒のアリノタカラとともに女王アリは新しい巣を設け、そこに社会が生まれるのだ。

 

アリノタカラというネーミングもたまらないが、女王アリが一匹だけアリノタカラを咥えて自分が育った巣を旅立つシーンの映像は心をくすぐられるものがあった。なんというか、とても愛しい。

 

心の友にとっては、自分がアリノタカラで、僕が蟻なのだろう。互いに相手がいなければ生きていけない…のは確かに同じだ。言ってみれば心の友が「ボン(僕)の宝」なのだが、語呂がよくないので「クマノタカラ」(意味としては逆になってしまうが気にしない)という別名で呼ぶように周りに要求してきた。可愛いね~。