春日井ボンのボンかすLIFE

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くだらんこだわり

仮眠での妄想

昼休憩の仮眠中、妄想が頭をよぎった。何度かしたことのある妄想で、今の時代から過去の自分にタイムスリップしたら何をするかという、どうしようもない内容だ。細かいが現在の僕がそのまま過去に行くのではなく、過去の子供の頃の自分に現代の自分の心だけが入っていくのだ。

 

僕は何をするだろうか。家族を集めてこの先に誰がどんな病気になるか伝えるだろうか。学校で教師を集めて未来の科学的発見や思想の変化を説明して悦に入るだろうか。この先に起こる犯罪や災害を未然に防ぐために権力者に面会を求め、行動するだろうか。自分の経験と同じ人と出会い、同じように愛するだろうか。

 

妄想に答はない。しまった、こんなくだらないことを考えているうちに30分ばかりの仮眠時間はほぼ終わってしまった。アイマスクを外すと西日を浴びた物の少ない僕の部屋に戻っていた。大事なのは現実の行動なのか、思念なのか、どちらだろうとしばらく分からなくなる。時間が停まらない以上、僕はここで生きていかないといけないんだ、ということだけは考えなくても分かっていた。