春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

「何のため?」とは聞かないで。

小間切れらしくないぞ

週末はいつも通り、朝9時台に散歩がてらパン屋に行き、帰りに本屋で文庫本を一冊買う。今日はパン屋の近くにある行ったことのないスーパーを訪問。なにか面白いものないかなと思ってだ。一軒目では外国のチョコウエハースを買った。そして二軒目、妙に安い豚小間切れを見つけた。しかしこれ僕の知る「豚コマ」ではないぞ。これはなかなか見ない、と興奮して買った。

 

これは果たして豚肉の「小間切れ」なのだろうか?

「豚コマ」と言えば、豚肉のどこかの部位を削いだようなかけらの集合体であって、ひとつひとつは一口大というところだろう。だがこの豚コマは…完全にこれは、スライスされたものだ。シールの貼り間違いではないだろう。ご丁寧にスライスが大判のものと中判ぐらいのものと二種類あった(単価は同じ)。もっとも大判に見えたものを買った。しかも100g当たり単価が135円というのもちょっと見たことない。その店は建物も古く、店内は形容しがたいすえた匂いがした。だが野菜も小さい玉ねぎが一玉35円など、とにかく庶民的な価格だった。いいねぇ。こういうお店、大好きだ。

 

本当は今日はラム肉を買ってジンギスカンを作ろうと思っていたが、この肉で生姜焼き作ったらおいしいかなと思い、しかしタレコーナーで見かけた「豚丼のたれ」に惹かれ、豚丼風の焼肉を作った。

 

こんな「豚コマ」初めてだね!

 

あまりに大判なので料理ハサミで多少切って焼いた。味はいわゆる豚コマの味で間違いない。高い肉の味ではなかった。だけど形状が違うだけで気分は変わる。なぜだか懐かしい味だった。そうだ、学生のころは肉と言えば一番安い豚肉の、さらに一番安い小間切ればかり食べていた。便利なたれも今ほど種類は無くて、醤油やらみりんやらを足して自己流でたれを作って味変していた。思いがけず若かりし頃の味を思い出した。

 

とにもかくにも安くて最高。このスーパーにまた寄りそうだ。