有休なので米を求めに、24時間営業のスーパーに9時前に行く。やはり棚は空っぽだ。そうだと思った。数分待ってドラッグストアの開店を狙う。やはりここにはない。
一旦家に帰ってからバスでパン屋に行き、「スライス式豚コマ」でおなじみの庶民派スーパーの10時開店を狙う。期待してなかったが米がある!5kg入りがそれぞれ5袋ずつぐらいか。「ななつぼし」と「ふっくりんこ」があったが「ななつぼし」を急いで抱え、ふぅと溜息をついた。一緒に開店と同時に入った高齢女性が同じく「ふっくりんこ」をすぐに抱えた。目が合うと「助かりましたね~!」と言って笑い合った。そう言えば北海道胆振東部地震の時には知らない人と沢山話す機会があったが、危機の時には僕のような者でも人と自然に話すのだな。
5kgの米を持って家まで1kmほど歩くのはしんどかったが、なんのこれしき。嬉しくてたまらなかった。9月には新米が流通する。5kgあれば2か月は持つだろう。これにて僕の2024年米騒動は終わった。
夕食はカレーを作り、心の友と堪能した。お米はおいしい。大学生の頃より辛い米騒動。なんというか生活における食事が持つ楽しみの割合が、学生の頃とは比べ物にならないぐらい大きい。言い換えれば食事ぐらいしか今は楽しみがないのだ。