春日井ボンのボンかすLIFE

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日本人バヤニストの生活と日々

2024年暮れの腹痛 (1)

それは突然だった。珍しく18時ちょうどに仕事を終え、すぐにシャワーを浴びながら夕食に買っておいたレトルトの明太子パスタを食べようと考えていたら、突然、腹痛に襲われた。

 

まるでスイッチを入れたようにある瞬間からトップスピードで経験したことのない痛みが襲ってきて立っていられなくなった。なんだこれは。まるでジェイソンが玄関をノックしたかのように、すべての平穏は瞬時に失われた。冷や汗が出て頭がぼんやりしてくる。身体を拭いてトイレに行ったが下痢はなかった。ただ痛いだけ。整腸剤をがぶ飲みし、バケツ(嘔吐用)とスマホOS-1を抱えてベッドに入った。

 

昨年あたりから腸が悪くて、腹痛は日常的に…月に何度かは重いものもあるが、今までと全然タイプが違った。しかもじわじわ来るんではなく一瞬で最大級の痛みだった。様々な病気がある。認めたくないが、これもしかして、今日が人生最期の日なのかなと一瞬思う。救急車を呼ぶべきか、タクシーで救急病院に行くべきか。だんだん意識が遠のいていく。仕事中じゃないのだけが救いだったが、ベッドの中で横になって多少とも落ち着かないかと祈るように待った。一人だから意味はないが「痛いよ痛いよ」と呟きながら。

 

いつの間にか寝ていた。脈と同期してじんじんと痛む。無意味な悪夢を見ては目覚め、見ては目覚めを繰り返しているうちに22時半ごろ、起き上がれるまでに快復した。急激に空腹を感じる。切ったりんごと、こうした時のために保存していたレトルトのおかゆを温めて食べた。めちゃくちゃ美味かった。

 

完全に治ったようには思えない。痛みの種のようなものが常に腹の底にある。眠るのは怖かったが、眠るしかない。一方で、まるで別の国に来たみたいにふわふわした感覚があった。