夕食の後、二章だけと決めて少しは小説を読めた。これはこれでやっぱり精神安定剤だ。それが終わればようやくバヤンを弾く。とりあえずここまで出来ているところを確実に自分で覚えるための練習でもあり、日中の仕事中に思いついたフレージングをスマホに録音したものを振り返りながら再現していく。
今回の曲は曲調というよりリズムのせいか、明るい気分で弾ける。持ち曲というか一軍の顔ぶれとしてもバランスがいい。このパターンの曲調としては今まで一番よく、出色の出来だと思う。まだつながりが悪かったり違和感の残る部分をうまく調整していく。こうなると作曲は楽しくてたまらない。
何も言うことはない。健康で、わずかなお金があり、自分で満足できる曲を作れて自分で弾ければ、僕は幸せなのだ。他には何もなくても。