いつものことだが、新曲づくりに夢中になっているうちに、既存曲の練習が疎かになる。今日は一軍曲をぜんぶチェックしてみて分かったことは、古い作品はほぼ問題なく弾けて、最近の曲ほど運指が怪しい、ということ。つまり今まで弾いた回数で記憶の定着率が違うようだ。1000回弾くのと200回弾くのではきっと違う。一軍で二番目の古株の曲でかなり早く弾くものがあり、これ無理だろうなと思って弾いたら、まったく問題なかった。一方、そんなに難しくないはずなのに一番新しい曲(今作ってるの以外で)が一番ミスした。
一度分からなくなると真っ白になり弾けなくなる。そして少し前の部分からもう一度、二度と弾き直して指がはっと思い出す感じ。いま作っている曲をいつでも弾けるほど体が覚えるのにどれぐらい時間がかかるだろう。曲調のバリエーションとして例えば5曲あれば、中に必ずいれておきたい曲なのだ。演奏難度がなかなかなだけに、集中的に弾いている今のまま、忘れずにいたい。覚えている=弾けることだけに意味がある。