午前中の買い物帰り、とぼとぼと横断歩道を歩いていたら、遠くから名前を呼びかけられた。信号待ちで停まっている車の中に、知り合いがいた。前の会社の後輩で友人だ。顔を見るのは6年ぶりぐらいだろうか。「元気かー」とこちらも叫んだら信号が変わり、手を振って車は走り去った。ほんの20秒ほどの間だった。
一瞬だったので緊張する間もなく終わった。声をかけてくれた友人には感謝してる。相手の身になってみれば、信号待ちのタイミングでちょうどその付近に住む知り合いが横断歩道を渡ってきて「あ!」と驚いたのだろう。なかなかの偶然だ。信号がひとつずれていたら会わなかったのだから。
挨拶だけだが知人と笑顔で話すということ自体が何年かぶりだった。僕にも知人がいたのだな。