マンション理事会があった。理事会としては今月が最後で、4月には総会がある。総会を最後に今期が終わり、次期が始まる。本日の議案の最後は来期からの理事の選任なのだが、相談役から提案された内容は今期通りの役目をそのまま来期も行うというものだった。当然のように誰もやりたくないマンション理事というものを輪番制で決めるのだが、理事長の提案としては自らが重責を被る代わりに他の役目も連続で行うことでしばらく、と言っても三年ぐらいだが理事会からは皆離れるというものだ。
僕は当初、やりたくないと言った。実際、忙しいのは理事長と会計である。僕は今期会計を務めた。理事長のように管理会社と連絡を取ったりする必要はないが、面倒な役職だ。今年やったのだから断る権利はあるだろう。誰も止めないが、さてでは来期の会計を誰に選任するのかこの場で決めないといけない。理事会は予定の2時間を超えても終わらず延長戦に入った。
結局のところ、来期は監事の予定だった今期の副理事長が会計やりますと手を挙げた。来期の監事の選任が必要になるが、それを管理会社の担当者が監事だったらダメですか?と言ってきた。監事、副理事長、平理事は正直、仕事は理事会に参加するだけである。監事は総会前に会計がまとめた出納帳のチェックをする作業があるがそんなものは1時間もあればできる。まぁ監事なら…ということで了承した。みんなホッとしていた。一度断りを入れた人に同じ住民からは監事でもダメ?とはそもそも発想がないというか提案しないが、管理会社だから言えたのかも知れない。僕自身も会計だから来期もやるのは嫌だという思いはあったので、楽な仕事ならばやってもいいかというのは考えもしなかった。こういうディールは実は嫌いではない。物事は黒か白かだけではない。その提案力に敬意を表して、来期の監事を受けることにした。本音は嫌だが、今期の理事会メンバーが悪くないので、最悪の結果ではないと思う。
それはともかく、四年後(2029年度)についに理事長に僕の名が挙がっているが…、相談役も会計も面倒な人で今からうんざりする。特に会計は昨年の総会で管理会社の担当者にクレームつけてた人だ。すごく嫌だ。そもそもマンションの資産価値とかどうでもいいと思ってる僕のような者に順番だからと理事長をやらせる(しかない)方が悪い。今期は理事長が人格者で、話の長い高齢の相談役以外の人は温和な方だったからやってこれた。理事会が烏合の衆になると紛糾するだろう。大体、マンションの理事会で紛糾って人生で一番どうでもいい悩みである。人生にとって本質的な事項ではない。だがずっと避け続けることもできないようだ。
今期の理事会で決議した輪番表が来期以降、必ず変わらずに守られる決まりはない。なんらかの理由で変わる可能性はある。早く回ってきても、温和で常識的な人がいる時に理事長をやれる方がよい。いまから思い悩んでも仕方がない。考えないようにしよう。