愛媛県の今治市で山林火災が続いている。今治は僕の出生地である。住んだことはないが、母の故郷であり、要は母は地元で僕を出産したのだ。小学生から大学一年まで、祖父母の家でほぼ毎年、夏を過ごした。火災が続いている長沢地区はその家とは11kmほど離れており、直接は繋がっていない。家があるのは地図上では開けた場所だが、子供の頃の記憶だとすぐ近くに散歩にちょうどいい山があったはずだ。高低差はさほどないから山というより森かも知れない。Google Mapで見ると家は緑の部分からは離れていて決して山沿いではないのだが、ストリートビューを見ると裏手にはすぐ森が見え、記憶を裏付ける。実際は山はそう遠くにあるのではない。山火事ともなればこんな距離、安全とは言えないだろう。
祖父母はとうに亡くなった。住む人がいないので「あんた、住まんけん?」(意訳すると、どうせ大した仕事もしていないのだから親族の家屋を維持・管理してちょっとは我々の役に立て)と母に言われたが、いきなりなんの伝手もなく愛媛に住んでも仕事などないだろうと、断っている。今は親族の誰かが住んでいるのだろうか?親戚づきあいから意図的に離れているので全く分からない。自分にはそこに出ていく資格はない。それでもやはり思い出のある町での災害は心配だ。早く落ち着いてくれたらよいが。