春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

日本人バヤニストの生活と日々

短期記憶と物忘れ

予定を立てて2つのスーパーをはしごした。これはこの店が安いというのを知ってのこと。完璧に買って帰ってきたつもりだったが2つ目のスーパーで牛乳を買い忘れたことに気づく。珍しくもない、老化による物忘れだ。

 

記憶には短期記録と長期記録がある。長期記録は忘れない。僕は世界地理が好きで多くの国連加盟国の首都が言える(昔は全部言えたので特技と称していたが、今は一部忘れた)。さて、エスワティニ王国の首都はムババーネだ。スワジランドの首都がムババーネだというのは長期記憶になっていて、僕の頭の中では、恥ずかしいが、草履から足を離すと納豆のようなネバネバが糸を引いている図が浮かぶのだ。多分、スワジが草履(ワラジとも言う)を連想させるからだろう。スワジランド>ネバネバした草履>ムババーネという連想が長期記憶になっている。ところが2018年にスワジ語での名称エスワティニに国名が改名された。いまだにエスワティニ=スワジランドという記憶の回路が成立しない。だからエスワティニの首都は?という問いに答えられない(今回を機に覚えたい)。

 

短期記憶を長期記録にするために語呂合わせとか連想するなど、対策が有効だ。買い物忘れを減らすために必ず買う物をホワイトボードに書いてスマホで撮影して現地で見れるようにして出掛けるが、なんと現地でその画像を見るという行為を忘れる。せめて自分は物忘れするぞ、ということを忘れないようにしないと。時々は画像を見直すことが出来る場合もあるが「お!牛乳!完全に忘れてた」と驚くことが多い。ひどい時には一度見たのにやはり忘れるということすらある。将来、一日に何度もスーパーに行く老人になりそうで怖い。いや、とにかく演奏の運指だけは長期記憶にしていなければ。