春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

日本人バヤニストの生活と日々

僕のバヤン

昨日の疲れが出てずっと昼寝してしまった。夢を見た。部署ごとにやる出し物の小芝居をギリギリのスケジュールでプロデュースしている内容だった。あれがこうだからそれがどう、みたいな計算を頭の中でしていて頭いっぱいだった。これは夢だと分かった瞬間、僕はまだ、あまり他人を信用していないのだな、と感じた。

 

昨日、そういえば焼鳥屋でこんな話をした。

 

楽器を買ったのは、例えて言うと、走ることに飽きるかも知れないのに、高価な靴で走りたくて靴を買った。そうしたら走っていてとても幸せだと感じて、毎日走っている。そして自分は走るために生まれてきたのだと悟ったと。連れは「すごく分かりやすいね」と言ってくれた。

 

というのも最初、連れは僕が本気なのか分からなくて楽器を買う話にざわざわしていた。そのお陰で僕も、楽器を買うのをぼんやりした目標じゃなく現実にすべきかとことん考えることが出来た。少なくとも2ヶ月毎日ブログ書くぐらいは考えたよね。

 

楽器の値段20万円というのは、僕にとっては、例えばそれが楽器ではなく腕時計ならばいつの日か買えるようになりたいなというただの目標でしかなかっただろう。きっと連れにはそんな腕時計と同じようなものだと思えたのだろう。でも僕にとっての楽器は、腕時計とは違った。自分を表現するだけではなく、そこから新しいものを作るためのツールなのだから。それを話せた時に連れも早く買いなよと言ってくれたし、僕も踏み出す勇気を出せた。なんせ20万円は僕にとって大金だったから。

 

そんな思いでいま部屋に鎮座している僕のV-Accordionを見る。ずっと前からそこにいるかのような存在感を放っていた。