春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

バヤニストの独り言

苦言は口に出すべきだ

令和最大のがっかり事件が起こった。

 

餃子が食べたくなり連れと市内の専門店に行った。全体で15席ぐらいあったが僕らはカウンターから離れた壁際のテーブルに通された。店は満席で入れ替わりも多かったが店主一人で切り盛りしていていかにも余裕がなさそうである。だけど餃子の見た目は僕が好きなしっかり焼いたタイプで期待感をもって来たわけだ。待つこと30分、ようやく食事が出てきたのだが僕らは最大級にがっかりし、連れは「マジか…」と何度も呟いた。なぜか。

 

なぜならその料理は15分以上前には出来ていたからだ。ライスも餃子も出来ていて二人分のお盆ごとずうーっとカウンター前に置かれていたのだ。僕らだけでなくカウンターに並んだ10名ほどの他のお客さんもそれを見ていて、後で連れに聞いたが放置された皿を指差し「これ私たちのじゃないですよね?」と聞くカウンターのお客に「違いますよ」と答える店主とのやりとりがあったらしい。だって餃子だよ。みんな熱々が食べたいに決まってる。その時連れは、頼んでいないザンギ(唐揚げ)が乗っていたから自分たちには来ないだろう、上にいる大家さんだとか内部的に用意しているものだろうと想像を逞しくしていたそうだ。でも僕は確信していた。あの冷め切った餃子が僕らに運ばれるのだろうと。

 

果たして、その通りだった。十分に冷め切った餃子とライス、スープと付け合せのザーサイの定食が運ばれてきた。

 

「ハイ、お待たせしました~」

「(´・_・`) え…これ」

「(゚д゚) あの、ザンギ頼んでませんよ。頼んだので来てないのは水餃子」

「水餃子でしたか、すぐ持ってきますー」

「はぁ (´・_・`)」

 

ほかのお客の内心も想像できる。自分じゃなくてよかったという思いと、「うわぁ可哀想あの2人…キレたら面白いなキレないかな」なんてところじゃないだろうか。僕らはと言えば不安>怒り>諦めという感情を数十分の間に味わった。

 

冷めきった餃子を食べながら、連れが珍しく「帰る時、ひとこと言ってよ」と言ってきた。僕は最初断った。それまでのやりとりから日本語のニュアンスが伝わらないんじゃないかな、言っても無駄だろうと思ったから。でも連れが3度目言ってきたので言うことにした。連れが3回言うことはいつも正しいから。

 

会計の時に店員から「揃えるの遅くなってスイマセンでしたー」と笑顔で言われたので、こう言ってみた。

「熱々のが食べたかったです。あれずっと出来てから出したままにしてましたよね?」

そうすると店員は

「あ?あぁそれは揃えるのがえっと…まいいや」

と説明を諦めてしまった。それ以上は僕らも言わずに真顔で店を出た。

 

それから1時間ぐらい断続的に連れとその話をしたけども、仮にザンギを出すと信じていたとしても少なくともザンギ出来てから10分は放置されていた。あまりに忙しくてテーブル席に持っていく時間がないまま後回しになったのだろうと思われる。餃子を冷めてから出すことがサービス上の大きなマイナスではないと考える文化なのかなとも想像する。

 

それでも言ってよかったと思うのだ。例え伝わらなくとも、自分がスッキリするためには正当なクレームは口に出すべきだろう。お店と客の関係性だからクレームを口にすることでデメリットなどない。ただもう二度と行かないという選択肢しかないのだから。言わなかったらきっと、大袈裟に言えば怨念となるのだろう。こういう時に食べログのネガティブ口コミを書きたくなるのだろうね。口に出すことで怨念を溜め込まず、忘れることが出来るだろう。連れとそう話し合った。

 

と言いつつも結局1日そのことを話していた。本当に小さいことだがそらショックですよ。餃子だもん。冷めた餃子って。以上が僕らの令和最大のがっかり事件(通称:餃子事件)でした。