新曲は細部の練習をした。運指的に厳しいところがあるのだがどうしてもほかで代替できない。かなり厳密に指を動かさないと鳴らせないフレーズがある。しかももっと効果的なフレージングを思いついたが指がかなり難しい。アホみたいに20回30回40回と同じ部分を練習する。それだけやってできるのが数回ぐらい。もちろんゆっくりだとできるけど、もともと早いパッセージだから効果がある。何度でも練習するしかない。今は全体の構成よりこういう細部ばかりをやっている。
最近ずっとクラシックを聴いている。好きなものを色々聴いている。しかし、ボロディンのイーゴリ公より「韃靼人の踊り」とか、中学生の頃に初めて聴いたおなじみのメロディーだけど、今になってなんだこの美しいメロディーと和声は!と脱力する。美しさには上がある。いつか僕にもたどり着ける日がくるだろうか。こんな、人類の宝みたいなものに。