春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

日本人バヤニストの生活と日々

創作上の発見

恐らくは一年のうち唯一、9年前に何をしていたかを覚えているこの日、ちょっとした発見をした。いつものようにラフマニノフのピアノ協奏曲を聴いている時だ。作曲に、自分の体験から得た感情をぶつけて、というか表現すればいいのだと。

 

散文とか、脚本とか、歌詞とか、そういうものは体験をそのまま抽出して創作できるものだとは思っていたけど、音楽(歌を除く)は違うと思ってた。つまりどんな体験をしてどんな感情をもっていようがだからと言っていい曲が作れるという訳ではないと。逆に何の特別な体験も感情もなくても美しい曲を作れるのだと。ところが音楽を聴いていて過去の体験やら感情がぶり返すことはよくある。どういうことなんだ?回路の問題だ。自分がもやもやと持っているものを音として表す回路を用意すればいい。それが今できる気がする。

 

僕が好きな和声やメロディーの展開は、四分の一が偶然、四分の三は僕の音楽体験から来ているものだと思ってた。でも、そうじゃなくてどうすれば過去の体験や感情を載せられるか考えたら作曲ができるじゃないか。むしろその方がたやすい。つまり過去の自分が演じているシーケンスのBGMを作るってことでしょ。なんだ、そう考えればよかったのか。なんだなんだ。そういうことか。自分をテーマにすればいいんだ。

 

なんかまだ上手くいえないけど、すごい発見をした。何かが分かった。もっと今度まとめて書いてみよう。