早起きして8時半に家を出て、病院に行った。受付を済ますと窓口で「14番近くでお待ちください」と言われたが14番診療室は循環器内科。心臓とか?おいおいどういうことだよ…と思って消化器内科の診療室近くに行くと次に呼ばれる番号として今日の僕の受付番号がモニタに表示されていた。病院の窓口でも間違うことあるんだな。実は心臓も悪い、とか言われるのかとビビった。実は昨日ほぼ眠れなかった。なんのかんの言って不安だったのだ。考えても仕方ないとは分かってはいたが。
9時予約だったが10分近く経って呼ばれた。とても若い、20代後半ぐらいの男性の先生だった。きっとすごく優秀なんだろうな。さて結果としては良いものだった。1枚の紙をもらい、それに大腸カメラの画像が載っていた。
説明としては「検査の結果、小さなポリープがあったので除去しました。しかもポリープは良性のものでした。除去してお腹の中、きれいになりましたから、特に問題はありません。異常がなくても3年に1回ぐらいまたカメラで検査するといいかも知れませんね」ということだった。(ほぼ先生が仰った通りに書いた。「しかも」という言葉が出るのは変な気もしたのだが、実はそこに一番力を入れていたので、もし悪性なら除去しても注意が必要なのかも知れないと思った)
ともあれ、問題ないという言葉。これが欲しかった。健康診断の結果が届いてから数か月、いやぁ長かった。ようやく安堵できた。話は数分で終わり、9時半には病院を後にした。
僕は病気に縁がなかったのであまり知識がない。これぐらいで…と思われるかも知れないが最悪の結果も想像していた。その時はその時なのだが、色々シミュレーションしたりした。それらは今となってはすべて不要だった。良かった!
帰り道、買い物でもすればよいのだが朝9時台、お店はどこも開いていない。肌寒いが雲が少ない快晴で、日は照っている。普段あまり気にかけない周りの風景をよく眺めながら、ゆっくり歩いて帰った。これでなんでもできるなぁ。いや、普段からなんでもできるんだよ。気づいていないだけで。