春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

日本人バヤニストの生活と日々

物理的存在

V-Accordionは電子楽器なので、ヘッドホンをして普段は練習している。ヘッドホンを外すと本体スピーカーでも鳴らすことも出来るがスピーカー自体は高品質とは言い難い。少しこもったような音が鳴る。自宅の練習でスピーカーで鳴らすことはほぼないので、これまで楽器の操作音というのは殆ど聞いたことがない。楽器を弾くことで起こる物理的な音。

 

今日たまたまヘッドホンを付けたまま耳からは外し楽器を弾くということをした。右手のボタン(鍵盤式アコーディオンで言うところの鍵盤に当たる)を押す音は割りと大きい。PCのキーボードを控えめに打つぐらいの操作音がする。こんな音がするのか。隣のお宅からは聞こえないだろうし聞こえてもキーボードを叩いているぐらいにしか聞こえないはずだ。カタカタ…という音はV-Accordionも物理的な存在だと思い出させてくれた。ヘッドホンを付けて弾く電子楽器はどうも「生身」を感じないのだけど、やはりこれでも楽器なのだ。僕はいつも何時間もカタカタと音を立てていた訳だ。ヘッドホンの中だけが世界ではない。実際はこのカタカタ音も含めての生きる音楽なのだろう。