春日井ボンのボンかすLIFE

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日本人バヤニストの生活と日々

腕時計が欲しくなったが買わない

CITIZENのある腕時計が欲しくなった。たまたまInstagramの腕時計の広告を見て辿っていったら、お気に入りを見つけた。文字盤は大好きなグレーだが、色で探したのではなくたまたま好きなカラーだった。

 

価格は僕の給料手取りの四分の一ぐらい、一ヵ月の支出総額の半分ぐらい、毎月の貯金額よりやや少ないぐらい。買うことは出来る。ただ、それぐらいの価格の腕時計を人生で買ったことがない。買うとなれば、人生で買った腕時計で最も高価だということになる。

 

高い買い物なので、本当にその腕時計が欲しいのだろうか?と考えたが、やがて本当に必要かという問いに変わった。そう思うと、まったく必要ではない。まず僕は食料の買い出しでしか外出しない。人と会う機会はここ3年ぐらい皆無だ。悲しいことに今後もその予定はない。家で高級な腕時計を眺めて愛でて何が楽しいのか。

 

またその時計は機械式(自動巻き上げ)なので腕につけて身体を動かしてないと、ぜんまいが巻き上げられずに止まってしまう。テレワークでまさか自宅で腕時計はしないので、週末つけるとしても毎回使用前にリューズを手動で巻き巻きしないと実際には使えない。いまクォーツ式の腕時計は4つ持っているがどれも電池が切れている。電池交換すればまだ使えるが、実際は腕時計そのものが必要になることがないのでそのままただの飾りになってしまっている。

 

考えた結果、僕はその時計を買わないことにした。ただ、欲しいと思うものを見つけたのは楽しかった。今後もし自分を褒めるしかないような成果が上ったり、例えば退職するなどの大きな節目を迎えたら、その時に買うのも悪くはない。市場に在庫がある限り、買おうと思えばいつでも買える。そう心に刻んでみる。