今日までで一時間遅れシフトが終わり、明日からは通常の時間に戻る。一時間早まるので、今日の自由時間は平常より一時間少ない。そのわずかな自由時間で本を読み、楽器を弾き、食事して食器を洗い洗濯物をたたみ…と仕事の後も忙しくした。バヤンの演奏は異様に下手だった。心が急いでいると「ただ弾くだけ」になって指先が誤るのかも知れない。楽器を弾くには心の余裕が必要なのだ。暇であるという意味ではない。曲とか音楽に向き合うだけの心の余裕だ。つまりどれだけ集中できるかだろう。下手な時には大抵、音楽に向き合うだけの集中力がないのだ。忙しい中、それだけは再認識した。