春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

日本人バヤニストの生活と日々

市場競争

今夜は久しぶりに雨。6月なんだな。

 

最近ずっとピアノ音で作曲をしている。たまにギター音でも演ったりする。減衰系の音色はいい。不協和音でもある種の雰囲気を醸し出してくれる。まるでアコーディオンである必要がなさそうに思われるかも知れないけど、V-Accordionでなければ作曲できなかったし、弾けもしない。これはもう運命だな、と思う。元をただせば、ロシアに行かなければきっとこの曲も作れなかったよと思いながら弾いている。ジャズバヤンという、これまたマニアックな世界に入ってしまった。連れがいつか言っていた、誰もが同じことをやる世界で市場競争に興じるよりも、むしろマニアックな世界で細々とでも活動した方が注目を浴びやすいなんていう話を最近よく思い出す。でも大丈夫、うまくいくよ。僕の人生ずっとマニアックだったから。

 

ジャズというフィールドは、老いを自覚するまではいかないけど寂しさを感じるこの年代になった僕の心を捉えて離さない。つまり、いまの僕にフィットしたんだ。年を取ったことを、生活や人生の障害には思えないようになった。楽器を買う前に想像していた、重い雲のような日々に差し込む一筋の光のように感じている。あぁ、マニアックでよかった!