春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

日本人バヤニストの生活と日々

気になるスラー

今回の曲はテンポが速いためか演奏力というか、奏法が気になる。運指ミスが演奏ミスにつながる頻度がスローテンポの曲より高いのはもちろんのこと、綺麗に鳴らないことが致命的になることがある。

 

たとえば主旋律の「タラララッ」と本来スラーで弾きたいところが、運指の関係上、ボタンから一度指が離れて「タ・タララッ」と2音目にもアクセントが加わってしまう。かなり時間をかけてこれを修正した。ほぼ一日かけて運指を作曲時点のものから別のものに変えて、スラーで弾けるようにした。こんなに違うのか、という感じだ。

 

それにしても秋の貴重な祝日を、スーパーに行った以外のほぼすべてを僕はその作業に費やした。自分は何をやっているのかな、という気もしないではないが、これが今の僕にとって一番に大事な問題だった。無駄ではない、と言い聞かせる。今日、自分の作品をより美しく流麗にできた。それだけで十分だろう。今日ただ生きている以上の意味はあった。