春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

日本人バヤニストの生活と日々

30曲目の動画撮影しました

V-Accordionのオリジナル曲、30曲目の演奏動画を撮影しました。

 

今日は完全に条件が揃っていた。正午の時点で買い物も終わって用事がなく、外は晴れて日光の照明があり、洗濯物も干していない(洗濯物があると撮影の邪魔になる)。だが正直やる気がなかった。どうも気が乗らない。だがやはり、と用意をして撮影に臨むことにした。

 

記念すべき30曲目だし、自信作だし、壁紙スクリーンも新しい。演奏も完璧にしようと思ったのがいけなかった。弾くには弾けたが納得できずに何度も繰り返しているうちにある部分が完全に弾けなくなってしまった。よくあるやつだ。

 

練習の時に失敗したことはほぼない。だが意識すればするほど手が動かなくなる。あれほど練習したのに、もう5年も楽器をやっているのに、どうしてこうも下手なのだろうと思うと悲しくなった。意地になって繰り返し撮ったがダメだった。汗で顔もぐちゃぐちゃになり、楽しいはずの音楽が辛くて仕方ない。10分ほど一休みすることにした。

 

休憩中に音楽の女神に願ってみた。「もう作曲できなくなってもいいからせめてこの曲をミスせずに弾き通させてください」と。撮影に戻ったら何度か弾き通すことができた。今までが嘘みたいに上手に弾けたならよくある奇跡だが、そうでもない。テンポを落とし、諦めの心境で臨んだらなんとかいけた、という程度だ。運指ミスで音が潰れるということはなかったが、エモーショナルではないように思う。だから女神が手助けしてくれたのではないだろう。そうならもっと上手な演奏になったはずだろうから。

 

失敗の最中に思った。こんなに楽器が下手な僕が音楽について語るというのは間違っている。

 

後で動画を見直してみると、撮り始めのテイク1の方がまだ良かった。もしくはテイク5あたり。時間をかけて撮り直した意味は、結果的にはなかった訳だ。これが今の実力か。この曲は自信曲だから、今までと同じようにこれから何年もずっと弾いていく。だが作曲してすぐの時点ではこんなに下手だったのだと、忘れずに覚えておこう。