有休の今日、夕食も終わって後は映画でも観て過ごそうかという時間になんとなくふわっと旋律が浮かんだ。それが新曲の礎だった。その後1時間ほどで展開AとBが完成した。悩むまでもなかった。何週間かスランプでも出来る時には出来る。そして割りとさらっと出来てしまう。そんなものなのだ。
新しい旋律は、最初から名曲の顔をしていた。「僕は単なる曲数稼ぎではなく、君の今後の主要なラインナップの一角を占めるよ」というドヤ顔をしている。自信満々と言ったところ。だが旋律も和声も上品だ。今日はとにかく今作ったものを忘れないために鼻歌で録音し説明を音声で残した。自分だけに分かればいい。
いつもの癖で寝る時にはメロディーを浮かべながら展開を考案する中で眠りに入った。幸せな期間の始まりである。なんとなく秋を予感している。