ゆっくり弾くと、音をひとつひとつ鳴っているか確認できる。細かいパッセージは速く弾くと飛ばしてしまいがちだ。すべての音は作曲上必要な音なので飛ばしてしまうと台無しだ。その台無しが速弾きだと気づけない。今日はゆっくりと一音一音を大事に大事に弾いてみた。普段適当に弾いていたんだなぁ、と反省じゃないがもったいなく思う。その曲が持つテンポで演奏しすべての音がしっかり鳴っているのが理想的だが、速弾きでざぁっと弾いてしまうより、ゆっくりでも一音一音が鳴っている方がよいだろう。最低限の音数で、すべてが必要。シンプルでコンパクトなのが本当に好きだ。だからひとつひとつ大事に弾こう。