春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

日本人バヤニストの生活と日々

平日のイメージ

平日(月曜朝から金曜の業務終了まで)のイメージとは、狭い部屋で頭の上に重い石板みたいのがあって、必死で両手で支えているようなもの。日を追うごとに石板はどんどん重くなり、膝立ちになって後頭部から背中でその石板を支え、潰されそうになりながらただ耐える。その日の仕事が終わると石板は浮いて天井に貼りついて降りてこないが、石板そのものはなくならない。朝になれば落ちてくるぞと言わんばかりに鎮座している。夜は束の間の自由を祝い、狭い部屋の中で楽器を弾いて過ごす。金曜日の仕事が終わると石板は目の前から消える。心が軽くなり楽器を弾いて過ごす。でも石板がなくなった訳ではなく透明化しただけで、実は天井にずっとあることに日曜夜に気づくのだ。そして狭い部屋はずっと変わらない。

 

この石板を破壊するには退職するしかないのだが、そしたら「この」石板は無くなるがきっと部屋がどんどん狭くなりいずれ身動きできなくなるだろう。転職したら部屋は少し広くなって動けるようになるが、新しい石板が生まれて、それがきっと日を追って重くなっていくのだ。石板とうまく付き合うしかないのか。年金がもらえる年になれば石板はなくなるのか。その時には健康問題とか、新しい石板が生まれるのかな。

 

ユニゾン

曲が大分固まってきたので作曲上のギミックを色々と試している。1小節だけだが右手左手のユニゾンも考えてみた。採用するかどうか分からないけど、面白い。別々の動きだと弾けるのに同じ譜割りを別の動きで鳴らすのって難しい。何度もやってこれは運動というかダンスみたいに身体に動きを覚えさせてやるのがいいと分かった。弾こうと思って弾くのではなく。高すぎない範囲で演奏上のハードルを設けてそれを乗り越えていくのは楽しいし、練習に力が入る。今週はこれぐらいできた、とか成長を感じられる。生活において他に僕に成長要素は何一つないのだが、演奏スキルがそれを受け持っている。年取ってから資格勉強とかも良いと思うが、僕はもうこれで行こうと決めたのだ。残りの人生かけて、ただ自作曲の演奏が上手になることだけが僕の目標である。ほかに何もなくて本当に清々しい。

 

構造上の制限

新曲の編曲は順調だ。不思議なことにDTMで作った曲がバヤンでとても弾きやすい。楽器には楽器ごとに構造上の制限がある。その中で弾きやすく編曲をしていく訳だが、それが奇跡的にうまく行く。本当に不思議で、こういう時にいい曲はきっと弾きやすくなっているのだと思うことにしている。というか無理なく弾ける構造の曲がその楽器にとってのよい曲なのだろうと。

 

全体のおおよそ7割ぐらいは完成している。今回は既存の自作曲でいわばセルフカバーなのでパート順を考える必要がない。和声とかベースの動きとかを考えつつ全体の曲想を固めていく。とても楽しい時間。ずっと弾いていたいが夜が来る。GWまで引っ張って、演奏動画を撮影しようと思う。

 

中国の春

頭の中で考えたアレンジを仕事終わりに弾いてみる。早く弾きたくて残業になった時はおかしくなりそうだった。弾いてみて思った通りの出来だった。原曲(DTMで作曲したもの)はベースの動きが激しいポップスだったのだが、バヤンで独奏となると色々と変える必要がある。ベースは出来ないこともないのだが、なんかうるさいし、ミスのリスクが高くなり完成度が逆に下がる。そこでかと言って動きを半分低速に(というか8分音符の動きを4分音符に)するとあまりにも落ち着いてしまう。そこで両手で常に動くように、ベースにロングトーンを織り交ぜて、右手のメロディーが鳴らないタイミングで左手が動く、交互に鳴るようにした。これは我ながらよく考えたと思う。これでバッチリだった。ある程度動きもあるし、うるさ過ぎず音の粒がよく聞こえるようになった。

 

曲のイメージは、「中国」と「春」。DTMのトラックはまったくそんな要素はない、馬鹿みたいに軽いポップスを作ろうとして作ったものだったが、楽器で弾くと中国風な音の響きになった。だから初の漢字タイトルになるだろう。人が聴いてどう思うかは分からないが、自分の好きな音をたくさん詰め込んで響かせよう。曲じゃなく音を。

 

週末の頭痛

終日編曲、と言いたかったが昼過ぎから頭痛が重くなって動けなくなった。実は昨日から断続的に頭痛が重い。昭和の気合なのか、休日の終わりとともに気合で治ってしまい平日の仕事になぜか影響があることは少ないが、週末によく頭痛になる。せっかくの時間があり音楽上の課題もあるのに横にならざるを得なかった。薬を2錠ずつ何度か飲んでいるが今日に限ってはなかなか効かない。

 

頭痛というか首が最近痛い。起きてる間にもなるから枕のせいでもないだろう。頭のマッサージだけ受けたいな。

 

髪型を変える

美容室で2年ぶりぐらいにオーダーを変えた。オールバックにしやすくするよう前髪は伸ばす方向で、サイドは抑える方向で。以前のオールバック期は完全なツーブロックに切られた(別の美容室)ものだが、髪質がサイドの髪質がツーブロックだと跳ねてしまうから違う技法でツーブロック風に切りますね、という話だった。後頭部の薄毛というハンディのある中でオーダーの実現に最大限の努力をいただいた笑。

 

出来上がりはまだ前髪の長さがそれほどオールバックではないが、ちょっと気分が変わった。なんだか春は変化の季節という感じで楽しい。

 

財布のひも

今月2回ある有休の1回目。有り余る時間のせいか、先月に財布のひもが緩んだせいか、また服を通販で注文してしまった。額にしてはたいしたことない。書いてないけど恐らくはメイドインチャイナかベトナムインドネシアだろうか。まだ手にしてないから分からないが、レビュー見る限りそれなりの品質らしい。こういう服に限って安いのに四、五年着れたりするのだ。いったいどうしてこの値段でこうした服が買えるのだろうと考えてしまう。日本の物価を思えば、スーパーでいろいろ買ったら下手するとこれぐらいになる。ありがたいけれどフェアトレードに反するよなぁと思ったりする。

 

一方で、やはり時計買ってから財布のひもは緩んでいる。もう本当これでやめよう笑。この時期は変な人が現れるというが、春とはそれまで閉じ込めていたものが顔を出す季節なのだ。きっと服を買いたかったんだな僕は。誰に見せる訳でもないが、新しい服に身を包むのは特別な気分がする。