久しぶりに蝋燭で明かりを灯して、バヤンの練習をした。この蝋燭、数年前の北海道の地震で停電になった時には大変活躍したものだ。部屋の照明を消して蝋燭の明かりだけにするととても集中できるし、何やら精神的に高い場所にいるように感じられる。気のせいだけれど、そのような気分で演奏するといつもより熱が入る。上手に弾けるというより、心のこもった音楽になる。心を込められる気分になれるからだ。この時間は贅沢だ。祈るとはこういうことじゃないか?と思ったりもする。
普段なにかを祈ることなど少ないが今だけは祈りたいこともある。蝋燭はその手助けをしてくれた。今後も続けよう。