春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

日本人バヤニストの生活と日々

やはり単音

このところ新しい曲は作れていない、というかそれほど作ろうとする意欲もない。一方で、既存曲の細かいフレーズを作り直したりのアレンジは自然としている。つまりはアレンジ。こないだ少し変えた部分の手前、今日は経過音を一つ入れた。たったの1/2拍なのだが、これを入れるためにベースにも経過音を入れることになった。ベースは変えない選択もできるが運指的に弾きづらい。手数(てかず)が増えるので失敗するリスクもある半面、成功するとより良くなる、ハイリスクハイリターン。和声の拡充ではなく単音のフレージングのアレンジは曲を変える。単音こそがメロディーだ。鼻歌で口ずさめる旋律。

 

仮に、鍵盤の鍵一つ一つにマニアックな和声をセットして、それを押すことで和声の展開だけを簡単にできるキーボードがあったとして(実際そんな機能はあった)、それを弾くことで面白いなぁと思ったとしても、究極的な美しさとは違うのではないか。和声さえ鳴らせない管楽器などの単音楽器でメロディーを弾く方が美しさに近づける。和声こそが主要な要素になっている曲もあるけど、それは例外ではないだろうか。和声だけでは曲にするのは難しい。一方でメロディーだけでも曲にはなりえるし、それに和声が加わることでより美しくなる。

 

今回のアレンジで演奏のハードルは上がるが、成功するとより音楽的だ。30分ほど繰り返し練習し弾けるようになってきた。これからずっとこれを弾くのだ。