春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

日本人バヤニストの生活と日々

処女作を弾く

30度を超える室温の中、仮眠しつつなぜか最も古い自作曲を思い出した。たまたま遠くで聞こえた音がその曲のメロディーに似ていたのかな。うだるような暑さの中でぼんやりと、いまその曲をインストとして弾くならなんとなくこんなアレンジかなぁとか考えた。

 

仕事の後でいまちょっと弾いてみた。今なら今の解釈があって、和声をつけるのが楽しい。いくつかいいなと思える瞬間もあった。

 

30年ぐらい前、弾き語りをしようとバヤンで初めて作った歌だった。歌詞は日本語、ロシア語、英語の3バージョンあった。フルで7分ぐらいの意欲作だが歌詞がストーリーなので長いだけで、音楽的な展開が色々ある訳じゃない。当時、僕がバヤンで何をやりたかったのかがよく分かるというものだ。結局、これをライブで披露するのは現実的じゃないと考えてお蔵入りになった。その後もっと聞きやすい歌を作るようになる。エッセンスを抜き出して何度か編曲して短い聴きやすい曲にしようとしたこともあったが完成しなかった。

 

今なら歌じゃなくインストだから、短縮したバージョンで何ら問題ないのだ。弾いてみたら面白かったから、週末に少し音を作ってみよう。自己満足だが、自分の作ったものは大切にしたいもんだ。