ずっと毎日、楽器を弾き、殆どの日に弾いている自作曲。もう何年弾いているか分からないが、まったく飽きない。楽器を弾くことにはいろいろな意味があるが、僕にとっては無駄に生きていないという気持ちになるため必要なものだ。貧乏性なので、あぁ今日は無駄だったと思うことを怖れている。だが楽器を弾くと、少なくともその面では無駄に生きていないと思えるのだ。多少の義務感もない訳ではない。けれど実際、楽器を構えると自然と自由が戻ってくる。弾いてよかったと思わない日はない。
さて、何年かぶりに多少の(本当にちょびっとだけ)新しいアレンジを付け加えているが難度的にはチャレンジングであり、これがまたやる気を呼び起こす。2週間ぐらいやってようやく形になりつつある。上手い人は2分あればできることだろうが、僕には何週間もかかる。だが他人と比較する気は全くない。しかも、この曲は自作曲のため、どうやら世界で自分しか弾いてない訳で、だから自分が一番上手いとも言える。屁理屈だが真実だ。
最近、演奏は所作の積み重ねであって、所作は精神的なバランスの上に成り立つものだと感じている。突き詰めるためには練習するしかない。AIやらなんやらでなんでもできる時代に物理的な練習。だからやめられない。生成AIは作曲は出来ても楽器を物理的に演奏することは(現時点では)できないだろう。ありがたい、まだ人にやれることがある。僕にもやれることがある。