春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

日本人バヤニストの生活と日々

ケイオス

先日より作り始めていた曲を弾いていて、これはダメだと思った。2小節か4小節単位でしかフレーズが作れない。だからバラバラなフレーズを接着したようなどっちらけのような印象になる。

 

これはボツかなーと思いながら未練がましく弾いていると、今度は古典的な美しいフレーズが顔を出す。あ、これは捨て置けない、続けてみるか→と弾いているうちに少しずつ形になる。だがまだまだなんか一体感がない。作曲ってこんなに難しかったかな。フレーズを調を変えたりリズムを変えたりして繋げているうちに、一瞬だけ画(イメージ)が浮かぶ。大学の時に心理学の先生(ユング派)の研究室で見た箱庭を思い出した。作曲は僕の頭の中のぐちゃぐちゃしたものを表現した箱庭療法のようだ。

 

いまだその音楽はカオスであって、明確な曲想も方向性も見えない。でもこれはやっぱり自分の心の表現なのだなと思った。きっと少しずつでも、粘土のように、形が見えてくるはず。