春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

日本人バヤニストの生活と日々

蛇腹問題

V-Accordionのベローズ(蛇腹)の重さ設定を変えてみた。

 

どんなアコーディオンにもベローズの調節器がある。これを回すことでベローズを開閉する重さが変わる。僕はこれまで一番重くしていた。音色の抜けの良さによって違いはあるが、重くしていた理由というのが開閉の「折り返し」の頻度を少なくするためだった。しかし逆にデメリットはその折り返しの際に腕力が必要になることと、細かい表現が難しくなることだ。ちょうどいいところに調整すればいいだけの話なのに、なぜか昔からの癖で一番重い状態で弾いていた。ちなみに最も軽くすると、見た目的にはアコーディオンらしくて面白いけど、とにかく折り返しの頻度と蛇腹を常に動かすことになるので、それはそれで大変だ。

 

これをカチカチと2段階ぐらい緩くして弾いてみた。あら不思議、めちゃくちゃ弾きやすいじゃないか。蛇腹の「戻し」(開ききった状態から閉める動作に転換する)にも腕力がいらないのでこれまで折り返しの際に発生していた間が起こらなくなった。いいことづくめ。こんな基本的なことを疎かにしていたんだなぁ。これもストラップ問題と同じく、適正な設定にすることでミス率は下がった気がする。ppの表現もしやすくなった。本当に基本のキの字といったところなのに、いまさら…とも思うけど、成長できるきっかけを見つけられて僕はうれしい。以前より少しだけバヤン君との一体感が強くなった。