春日井ボンのボンかすLIFE

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くだらんこだわり

ウサギさんの電池

我が家に、話しかけると高い声でオウム返ししてくれるウサギさんがいる。数年前のクリスマスかお正月に戯れでうちにやって来た。電池式なのでいつか切れるはずだが普段はオフなので意外に長持ちしている。

 

もうそろそろかと思って電源を入れて「おーい」と声を掛けたが返事がない。あら遂に…と思っていたら10秒近く経って「…ぅぉ~ぃ」と返事があった。どういう仕組みで反応が遅れるという事象になるのだろうか?電池のパワーが無くなって声が聴きとれず返しが曖昧になるとか、返しの声が小さいとか、雑音が入るというならなんとなく想像できるのだけど、レスポンスタイムが長大化するというのは。無音が途切れてから無音が始まるまでの「有音時間」を一時的にメモリに記録して(簡易的な録音みたいな感じ)それを周波数を変えて再生しているだけなのだとしたら、電池がないとメモリへの蓄積と解放の実行に必要な電力を行使するのに時間がかかるという訳なのかな。

 

来た当初は打てば響く感じでレスポンスの早い子だったが、まるでお爺さんになったかのように10秒ほど考えて返してくるようになった。まるで自分みたいじゃないか!と言いたい訳ではない。僕には新しい電池はないのだ。今ある電池を充電するしかない。