春日井ボンのボンかすLIFE

春日井ボンのボンかすALONE

日本人バヤニストの生活と日々

時短の逆へ

前回買った小説を読了した。480ページぐらいの文庫本を毎日20~30分、少しずつ丁寧に読み進んだ。週末前の金曜日に80ページぐらい残しておいて一気に読んだ。ミステリーだったのでオチは付いたが事件としてはまだ続く…という結末だったが、読後感にすこぶる満足した。映画館を出たら街が違って見えたという感じだ。

 

元々、久しぶりの読書は人に貰った読んでない小説を病院の待ち時間に読み始めて、物語が転がり始める辺りで急に面白く感じ、それから何冊か読んでついに「積ん読」がなくなったので近所の本屋で気になっていた作家の本を買ったことで、読書が毎日のルーティンになったものだ。知らない作家の小説を読むってこんなに面白いことだったんだ。生理的に合わない物語や文体もあるだろうから、当たりだったということだろう。

 

またいつもの本屋に行き、その作家の別の小説を買った。しばらくは飽きるまでこの作家の本を読もう。先日の健康診断の時に久々に寄ったパン屋まで散歩がてら惣菜パンなどを買いに行き、部屋でYouTubeでラウンジミュージックみたいなのを小さく流し、コーヒーを丁寧に入れ、家カフェよろしく新しい小説を読み始めた。

 

普段の特に平日の生活は、時短時短ですべて動いている。無駄が嫌いだ。だが本を読んだり楽器を弾くのはそれと真逆で心が潤うようだ。テレビはないがテレビなど観るはずもない。どっちが今の自分にとって楽しいか。読書に決まってる。