僕の頭の中にはワルツ脳と呼ばれる部分があって、どのようなメロディーでもワルツに換算できる機能がある。もちろん4拍子とかを3拍子にするとどうなるか…というのは音楽が好きであれば誰でもできる訳だけど、そうなった理由はアコーディオンでワルツを弾きやすいからだと思う。低音を担当する部分とそれ以外が左右に分かれているこの楽器では、ワルツが弾きやすい。だからこそ最初から4拍子で曲が浮かんだことは僕にとっては貴重だ。本当に何曲ぶりだろう、数えたらボツ曲も含めて6曲ぶりだった。
ワルツ脳が邪魔をしてきても、絶対に今回は4拍子にすると決意している。手癖で弾くと3拍子的な(ワルツにするとよさそうな)フレージングになりがちだから、鼻歌作曲する。鼻歌の時点で和声がセットで浮かんでいる時もあるけど、大体はバヤンで再現を試みる時に和声を考案して、そこでエモーションが生まれるから、さらに展開が変わったりする。そしてまた鼻歌で主に分かりやすく修正する。数日経ったがこれという展開がまだ生まれない。ひたすら「兄」「弟」と名付けたふたつの主題を弾いているだけだ。そのうち出るだろう。大概お風呂で生まれることが多い。もしくは土日の午前中から昼過ぎぐらいまで。週末までまだ日がある。まだまだこれからだ。